弥富市(やとみし)は、愛知県西部にある市。日本有数の金魚の産地として知られている。
2006年(平成18年)4月1日、海部郡弥富町が十四山村を編入合併して市制施行し、愛知県35番目の市として弥富市が誕生した。
北部は鉄道・幹線道路が充実しており、名古屋市や三重県四日市市へのアクセスも良い。 昭和40年代には、名古屋市との行き来に便利な地域として、鉄道駅周辺を中心としてベッドタウンとして住宅開発が進み、人口が大きく伸びた。
今日でもマンション開発などが見られ、人口が穏やかに伸びているが、市の北部、南東部の区域には水田地帯が豊かに広がっており、都市部から農村部、海岸部までを持つ豊かな地域を形成している。
キンギョ(弥富金魚)、ブンチョウ(ハクブンチョウ)の産地である。
また、生産地としてだけではなく、流通拠点としても我が国有数の市場となっており、日本にいる金魚の全品種である約26種類がすべて弥富でそろう一大産地である。。約100ヘクタールの養殖池があり、約5,000万匹を生産している。金魚の尾数では奈良県大和郡山市を下回るが、品種数、養殖池面積、売上高では弥富が日本一の金魚産地である。弥富市歴史民俗資料館には約20種類の金魚が水槽で展示されている。