北名古屋市(きたなごやし)は、愛知県の尾張地方にある市。
2006年(平成18年)に西春日井郡師勝町と西春町が合併して発足した。名古屋市のベッドタウンとされ、名鉄犬山線で名鉄名古屋駅まで約10分である。
西春駅の存在などにより従来は「西春」の方が知名度は高かったが、旧師勝町(合成町名)と旧西春町(西春日井郡の頭2字から)で、合併による新市の名称を公募し、応募総数3,634件、1,001種類の応募があった。この中から6種類を最終候補とした上で、2004年(平成16年)11月2日、第7回合併協議会で「国内だけでなく、国外からみても愛知の地名よりも名古屋の方が知名度が高い。名古屋圏の経済的位置づけ、名古屋を関連づけてまちづくりを考えていかなければならない。今後はグローバルな世界を目指さなければならない。新市がどこにあるのかを世界にアピールするにもよい」との理由から、新市の名称を「北名古屋」と決定した。しかし旧町名の西春・師勝でそれぞれの地域が呼ばれることも多く、西春駅・師勝中学校などの名前はそのまま残っている。