愛西市(あいさいし)は、愛知県の西端に位置する市。
2005年4月1日に、海部郡佐屋町、立田村、八開村、佐織町の2町2村が合併し発足した県下32番目の市。木曽川を挟んで岐阜県および三重県と接する。愛知県の西部はほぼ木曽川が県境となっているが、愛西市は木曽川の西岸にも集落が存在し、このあたりでは、長良川が岐阜県、三重県との県境となり、愛知県の西端地点となっている。隣接の津島市を囲む、片仮名の「ヒ」の字の様な市域となっている。
戦国時代には稲沢市平和町と跨り、一説では織田信長が生誕したとされる勝幡城・信長の弟信興が城主であり長島一向一揆にて自刃した小木江城が築城された。江戸時代には佐屋にて三里の渡しの湊があり、三代将軍徳川家光により佐屋街道・のちに佐屋代官所が設けられた。
東名阪自動車道のインターチェンジに隣接し、陸上輸送の拠点としての役割も果たしている。沖積層から形成された肥沃な土壌を活かし、レンコン・イチゴ、トマト等が特産品である。