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2008年都内スタジオ勤務
2012年フォトグラファー専属アシスタント
2015年フリーランスとして独立
広告、雑誌、WEBでファッション、ポートレートなど人物撮影を中心に撮影を行う

高校生の頃バンド活動をしており、その頃に進研ゼミのシールを貯めて交換したか何だったか忘れましたが、コニカのコンパクトカメラでいつか振り返るであろう目の前のキラキラした青春時代を記録したいと思い、ライブや友人達を撮り始めたのが一番初めの自分の意思で撮っていた写真だったと思います。

大学はバンド活動の影響もあり、PVみたいな映像のお仕事に関われたらなぁと、地元大阪のデジタルでいろいろなメディアコンテンツを作りましょうという学科に進学。入学前は自分のPCすら持っていなかった人間でしたが、そこで写真/映像/音楽/CGなどをMacを使って表現することを幅広く学びました。
そこから自分は何を専門にしていくかはっきりしていませんでしたが、3年生になりインターンで大阪の映像制作の現場に入る機会があり、そこで照明さんのライティング技術で物の様子がみるみるうちに変わっていく様子に感動したことが今考えてみると大きい経験でした。

当時映像業界では撮影する人とライティングする人は完全に分業化されており、自分はライティングも撮影も両方やって表現できる人間になりたいと思い、それならば写真だと。
大学時代はSTUDIO VOICEのファッション特集や蜷川実花さんや佐内さんの撮ったポートレートが掲載されているようなファッション誌やカルチャー誌を読み漁っていたので、自然と考えが写真に向かっていきました。

その後、本格的に写真を勉強するために大阪の専門学校夜間部（ビジュアルアーツ大阪）に通って写真の技術基礎や写真史を勉強。
その専門学校はモノクロスナップこそ写真の原点、ドキュメンタリー志向の教育方針でした。
モノクロの暗室作業がとても好きで毎週土曜の暗室開放日には朝から夕方まで暗室に入って、終わったらそのままバイトに行くような生活でした。

学校が定期的に開催する講演会で卒業生の上田義彦さんや横浪修さん、外部ゲストでは森山大道さんなど様々な商業写真家や写真作家の方々のお話を聞く機会があり、とても良い経験だったと思います。

卒業後は上京して、運良く一番入りたかった撮影スタジオに就職できて、そこからはとても刺激のある毎日でした。就業時間で言うと昼も夜もないような一般の人間の生活ではなかったですが、お金をもらいながら勉強ができて、日本中（海外も）から集まった写真で生きていこうと思った仲間達と出会って一緒に日々四苦八苦しながら、東京の第一線の方々のハイクオリティなお仕事に関われる幸せな日々でした。

その中でファッションを主戦場とするフォトグラファーに魅かれ、アシスタントに就きたいと思う師匠に出会い、さらに写真という表現と向き合うようになり今に繋がっております。