岡崎市(おかざきし)は、愛知県のほぼ中央に位置する市。中核市、中枢中核都市に指定されている。隣接する豊田市とともに西三河地域の中心都市。1916年(大正5年)市制施行。
徳川家康の生誕地で有名な岡崎城や、八丁味噌の産地としても知られる。
研究教育施設や史跡が多く、市の規模に比しては文教都市の色が濃い。中世の鎌倉街道や江戸時代の東海道の宿場町でもある岡崎宿、および岡崎城の城下町として栄えた。廃藩置県の際に一時存在した額田県の県庁所在地であり、岡崎城がその庁舎となっていた。中心部は旧額田郡で、一部に旧碧海郡の地域も含まれる。
足利氏族でもある細川氏、仁木氏、戸崎氏のほか、江戸幕府を開いた徳川家康の生誕地でもある。伝統地場産業には八丁味噌、花火、石製品などが知られる。
現在は中京圏(名古屋都市圏)に属する名古屋市の衛星都市であり、昼夜間人口比率は93.9%と流入人口より流出人口のほうが大きく上回っている。中京工業地帯に含まれ、三菱自動車工業やアイシン(トヨタグループの自動車部品メーカー)などの自動車関連工場が集まる。