大府市(おおぶし)は、愛知県西部に位置する市。
市南部には健康・医療・福祉・介護関連の機関が集中するウェルネスバレーを擁する。自動車産業が盛んな工業都市。丘陵部では愛知用水を利用した近郊農業が行われる。
知多半島の基部に位置し、知多地域の構成自治体では阿久比町と共に海に面していない。
市域の大部分は新第三紀鮮新世に形成されたなだらかな丘陵である。これらの丘陵部では古代から中世にかけて陶業が発達し、現在までにおよそ100の古窯址が発見されているほか、近世までに建造されたとされる農業用の溜池が数多く存在する。また第二次世界大戦後における愛知用水の開通により、現在までにその大部分が急激に園芸用地や住宅地へと変貌を遂げた。