三鷹市(みたかし)は、東京都の多摩地域東部に位置する市。北多摩地域にあり、東端で東京23区と隣接する。キャッチフレーズは「緑と水の公園都市」。1950年(昭和25年)市制施行。
武者小路実篤、三木露風、山本有三、太宰治など、多くの文豪が暮らした「文士の街」として知られる。観光名所として、三鷹市山本有三記念館、太宰治文学サロンなどの文化施設のほか、禅林寺には太宰治および森鷗外、龍源寺には近藤勇の墓が存在する。
都市と自然が調和する公園都市であり、武蔵野市にまたがる井の頭恩賜公園、調布市と小金井市にまたがる野川公園が存在する。2001年10月1日には井の頭恩賜公園内に三鷹の森ジブリ美術館が開館した。桜の植樹が盛んで、三鷹通り、天文台通りの国立天文台三鷹キャンパス周辺、国際基督教大学周辺は桜並木となっている。また、国立天文台三鷹キャンパス内には「三鷹市星と森と絵本の家」が設置されている。
「三鷹」の名の由来は、かつて徳川将軍家および御三家が鷹狩を行った鷹場の村々が集まっていたことと、世田谷領・府中領・野方領にまたがっていたことに由来する(三領の鷹場)と言われる。