千代田区(ちよだく、英語: Chiyoda Ward、Chiyoda City)は、東京都の区部中央部に位置する特別区。東京都の都心部にあたり、内閣総理大臣官邸、国会議事堂、最高裁判所や各中央省庁などの日本の首都機能が集中している。また、丸の内をはじめとした一帯は大企業や金融機関が集積する日本最大のビジネス街であり、日本経済の中心を担っている。
中央区・港区とともに「東京都心」、「都心3区」とされる。永田町や霞が関を中心にさまざまな首都機能が集積し、日本の政治・行政・司法の中心地である。また、日本屈指のオフィス街である丸の内や大手町は東京の中心業務地区(CBD)の1つとして機能しており、3大メガバンク(都市銀行)の本店や我が国を代表する大企業の本社が多数集積し、日本の金融・経済の中核を担っている。丸の内には東京駅が位置しており、日本の中央駅として多数の新幹線・在来線の起点となっている。区の南部に皇居(かつての江戸城)があり、区全体の約15%を皇居の緑地が占める。区域は江戸城の外濠の内側部分とほぼ一致しており、外郭を含めた城址にあたる場所である。また、皇居西側を中心とした麹町・番町地区は都心屈指の高級住宅街として知られている。
西部は武蔵野台地の東端にあたる麹町台や駿河台といった台地で、東部は沖積平野である。北部に神田川が東に向かって流れ、日本橋川が三崎橋付近から分かれて流れている。