国立市(くにたちし)は、東京都の多摩地域中部に位置する市。1967年(昭和42年)市制施行。
中央線の国分寺駅と立川駅の中間(西国分寺駅は後から開設)にできる新しい駅とこの地区に、両駅から1字ずつ取って「国立」と名付けられたことが市名の由来である。駅名から市町村名が採用されるのは、全国的に珍しい例である。
北部をJR中央線が、中央部やや南寄りをJR南武線と甲州街道が、南部を国道20号 日野バイパスがそれぞれ東西に通っている。中央線の国立駅の南口に一橋大学国立キャンパスが位置し、国立駅から南武線の谷保駅まで真直ぐ「大学通り」と呼ばれる大通り(東京都道146号国立停車場谷保線)が通っており、新旧の中心街を結んでいる。大学通りは桜並木が立ち並び、春には多くの市民が訪れる。おおむね南武線に沿った河岸段丘の段丘崖の上は住宅地、下は農耕地となっていたが、最近では宅地開発の進捗もあり段丘崖の下でも住宅が増えている。