稲城市(いなぎし)は、東京都の多摩地域南部に位置する市。
人口は約9万人。日本住宅公団(現・独立行政法人都市再生機構)による1970年代以降の多摩ニュータウン建設や京王相模原線および小田急多摩線の沿線開発に伴い、多摩川流域の既存住宅地と合わせた人口が急増した。古くからナシやブドウの産地である。特に「稲城の梨」はブランド梨として有名であり、現在でも住宅地の中に多くの梨農園や梨の直売所が見られる。サッカーJリーグ・東京ヴェルディのホームタウンでもある。
多摩ニュータウンのファインヒル向陽台地区は1995年度に都市景観100選大賞を受賞。
東京都の住宅街で大賞を受賞したのは大田区の田園調布と稲城市向陽台地区のみである。