下條村(しもじょうむら)は、長野県の最南端である下伊那郡のほぼ中央に位置する村。
山林が約7割を占める村だが、伊藤喜平村長(当時)の政策で村職員の意識改革と他の自治体と比較にならない少数先鋭化、2.0を越える高い出生率、村民に資材を支給して農道や林道などの小規模な工事を村民自身に依頼するという方針など行いながら補助金に頼らずに健全財政と黒字収支という結果を出した。他の自治体関係者からは理想を実現させた村として熱視線が送られ、省庁・大学・日本政府の関係者など500以上の団体が視察に訪れるなど「奇跡の村」と呼ばれる。
東は天竜川を隔てて泰阜村と、北は阿知川や鶯巣川を隔てて飯田市・阿智村と、西は下條山脈により阿智村と、南は阿南町と接している。村名は、室町時代のはじめ甲斐の国からこの地に入り、室町中期から戦国期に全盛を極めた下條氏に由来する。
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