南房総市(みなみぼうそうし)は、千葉県の南部に位置する自治体である。
関東地方および千葉県最南端。南房総観光圏の観光都市。市域は森林セラピー基地、海岸部は南房総国定公園に指定されている。
2006年(平成18年)、7町村の合併により発足。
温暖な気候を生かしたアイリス・キンセンカなどの花卉栽培や房州ビワの産地として知られ、生産量は日本一である。
日本酪農発祥の地である峯岡牧を始めとした酪農や、アワビ・テングサなどの漁業も著名である。全国モデル道の駅である道の駅とみうらを始め、日本最多の道の駅数である。
市役所は当面、旧富浦町役場を使用するが、富浦地区は南房総市の地理や経済の中心地とはいえない。人口が最も多いのは千倉地区で、合併前まで警察署が置かれるなど外房側地区の中心地であるが、内房側の各地区や三芳地区から見た場合に中心地とはいえない。よって南房総市は、特に商業、医療などで館山市へ大きく依存し、合併前から当市全域が館山都市圏に属する。和田地区は鴨川市との結びつきも強い。