一宮町(いちのみやまち)は、千葉県の東部に位置し、長生郡に属する町。
都市雇用圏における東京都市圏。サーファーの聖地や別荘地としても知られ、2020年東京オリンピックのサーフィン競技会場、釣ヶ崎海岸を有する。
千葉県東部に位置し、県庁所在地である千葉市から約35キロメートルの距離である。東京都の都心から60 - 70キロメートル圏内である。都市雇用圏における東京都市圏に含まれ、茂原市への通勤率は15.5%(平成22年国勢調査)。なお、東京国際空港や神奈川県からは東京湾アクアライン若しくは東京湾フェリーを利用した場合が移動距離の短縮となる。
太平洋(外房)に面し、九十九里平野および九十九里浜(九十九里海岸)の最南部に位置する。北部を一宮川が東西に横断して太平洋に流れる。西部は房総丘陵の端部で山林に長く深い谷津が伸びており、農業用水用の溜池が点在している。東部は九十九里浜の砂浜海岸になっている。東日本旅客鉄道の外房線と国道128号が町域中央をほぼ南北に縦貫しており、中心市街地は上総一ノ宮駅周辺に広がっている。上総一ノ宮駅は東京・千葉方面からの快速電車終着駅であるため、駅周辺では住宅開発が進みつつある。
東浪見に浪切地蔵があり、元禄地震の大津波が太平洋より内陸に約1.3キロメートル、標高約5メートルの位置まで遡上したため災害記念碑として残されている。