船橋市(ふなばしし)は、千葉県の北西部に位置する市。中核市および保健所政令市に指定されている。
人口は約65万人で、千葉県内では千葉市に次いで第2位の人口規模で、政令指定都市ではない市では日本最大の人口を有する。旧東葛飾郡及び千葉郡。
1937年(昭和12年)市制施行。
葛南地域にあり、船橋商圏を形成する商業中心都市。政令指定都市を除くと最も人口が多く、中核市最大の人口を持つ都市であり、鳥取県の総人口を上回る。市の中心市街地・繁華街は船橋駅周辺であるが臨海部にはららぽーとやIKEAなどの旗艦店(1号店)をはじめ商業施設が多数立地し、県都「千葉」に対して商都「船橋」と呼ばれるほど商業が盛んである。中世には海老川河口の港、近世には佐倉街道・御成街道など交通の要所となり、船橋御殿や船橋宿の宿場町として栄えた。 近代になると、川端康成の書いた小説に『船橋は兵隊の町』と書かれている通り軍都「習志野」の近郊都市として、兵隊・軍属相手の産業が発達し、兵站物資の集積地・流通地として栄える。戦後の一時期は、戦災を逃れた船橋駅周辺は物資の集散地として「日本の上海」と言われるまでに闇市が賑わっていたこともあった。戦後は旧軍用地の宅地化、団地の造成、鉄道網の発達に伴い、東京都心からの近さもあってベッドタウンとしてますます人口が増加していった。