酒々井町(しすいまち)は、千葉県の北部中央に位置し、印旛郡に属する町。
都市雇用圏における成田都市圏に属する。江戸時代には成田山新勝寺や芝山仁王尊の参詣による宿場町・酒々井宿として栄えた。
町名の由来は、親孝行息子の井戸から酒が湧いたという酒の井戸の伝説である。室町時代から戦国時代には千葉氏の本拠地・本佐倉城が存在する。
1960年代(昭和40年頃)から住宅団地が造成されており、酒々井駅(JR東日本)・京成酒々井駅(京成電鉄)周辺には「酒々井町中央台団地」(造成主体・酒々井町)や「東しすい住宅団地」(造成主体・東急建設、昭苑都市開発)などが広がっており、JR成田線の快速列車が酒々井駅に停車し、京成電鉄も京成酒々井駅、宗吾参道駅に特急列車が停車するなど、交通の便が格段に改善されている。また、宗吾参道駅の近くには京成電鉄の車庫が所在する。
2013年(平成25年)4月10日に供用開始された東関東自動車道・酒々井インターチェンジから約1キロメートル地点に酒々井プレミアム・アウトレットが開業。成田国際空港から車で約10分程度と近い位置にあるため、訪日観光客をターゲットにしたサービス展開も行っている。