小樽市(おたるし)は、北海道中部(道央地方)に位置し、後志総合振興局に属する唯一の市。保健所政令市・計量特定市に指定されている。
古くから北海道有数の港湾都市として発展してきた。札幌市から約40 kmの距離にあり、道路交通網では国道5号と札樽自動車道により約1時間で結ばれている。鉄道では函館本線札幌駅から約30分、新千歳空港から約70分の所要時間になっている。これに加えて札幌駅と小樽駅を結ぶ高速バスが概ね5〜15分間隔で運行されており、札幌市内から日帰りで容易に観光する事ができる。市内に100店舗以上を構える寿司の街として知られることなどから観光都市としても人気が高く、2010年以降は毎年700万人以上の観光客が訪れていた。2020年から2021年にかけては新型コロナウイルスの影響で大幅な減少を見せていたものの、コロナ禍以降で初めて行動制限のない2022年には、観光入込客数は400万人以上となり、コロナ禍以前と比較して58.1パーセントの水準となった。市町村の魅力度ランキング調査ではトップ10にランクインする都市になっている。なお、後志総合振興局管内唯一の市であるが、振興局所在地ではない。
小惑星(4491) Otaruは小樽市にちなんで命名された。