室蘭市(むろらんし)は、北海道中南部(道央地方)にある市。 胆振総合振興局の振興局所在地。計量特定市。
明治初期、戊辰戦争で敗れた仙台藩の一門筆頭・角田石川氏の家臣団の集団移住により、現地の開拓が始まる。明治後期、日英3社合弁で現在の日本製鋼所室蘭製作所、続いて現在の日本製鉄北日本製鉄所室蘭地区が設立され「鉄のまち」として発展し、東北・北海道を代表する重化学工業・港湾都市となった。市内の工場夜景は新たな観光資源になっており、「全国工場夜景都市協議会」に加盟している。一方、測量山は渡り鳥の中継地としてこれまでに200種類もの野鳥が観測されているほか、ハヤブサの繁殖地になっている。また、室蘭近海はイルカ・クジラなどの海洋哺乳動物に出会える機会もあり、「イルカ・クジラウオッチング」をすることができる。