千歳市(ちとせし)は、北海道中部(道央地方)に位置し、石狩振興局に属する市。
「北海道の空の玄関口」である新千歳空港があり、国内線の東京(羽田)—札幌(新千歳)間は単一路線としては世界一の乗降客数を有している。国際線と合わせた乗降客数は年間約2,000万人に達している。市内には空港があるほか、高速道路(道央自動車道・道東自動車道)や港(苫小牧港)にも至近距離であることから工業団地が集積している。札幌市中心部までは車でおよそ1時間(高速道路利用)、鉄道で約30分から40分(特急・快速列車利用)で行くことができる。また、陸上自衛隊第7師団と航空自衛隊第2航空団の基地や演習場があり、自衛隊と共存した社会を築いている。陸上自衛隊東千歳駐屯地・北千歳駐屯地、航空自衛隊千歳基地の合計隊員は推定で約8,700人で、退役者や隊員の家族を含めると、市内人口の約25 %を占めている。基地の存在は若年層の流入にも繋がり、令和2年の15~19歳の転入増加は440人に及んだ。こうした事情から、同年の千歳市の平均年齢は43.5歳で、北海道一若い街となっている。