筑西市(ちくせいし)は、茨城県の県西地域北部に位置する市である。
2005年に1市3町が対等合併して誕生した市。生産量が県内1位である梨のほか、こだますいかやとちおとめ、米など農業が盛んである。首都圏に近く平地が広い立地を活かし複数の工業団地が造成され、関東内陸工業地域の一角を成している。北西を栃木県と接し、栃木県南部の諸都市に近いため、通勤・通学や買い物などの行動圏は比較的、茨城県内より栃木県側に向いている。
中心市街地のある旧下館市は元々は城下町で、江戸時代以降に商業都市として発展。平成の大合併期までは県西地域で最大の人口を有する市であったために国や県の出先機関が多く置かれ(平成の大合併以降は県西で最大の人口を擁する市は古河市となっている)県西における行政の中核となっているが、バブル崩壊より徐々に空洞化に見舞われ、現在は商業都市としての地位は失われつつある。