堺市(さかいし)は、大阪府の泉北地域にある政令指定都市。府内では大阪市に次いで人口が多い。
大阪府による地域区分では泉北地域とされるが、市制施行時の堺市域や南河内郡の旧郡域など歴史的に泉北郡ではなかった地域が多く含まれており、他の泉北地域3市1町とは区別されることもある。
大阪府内で人口・面積ともに大阪市に次いで第2の都市であるが、政令指定都市の中で比較すると面積は神奈川県川崎市に次いで2番目に小さい。人口は2022年1月1日時点で佐賀県、山梨県、福井県、徳島県、高知県、島根県、鳥取県を上回る。
大阪市の衛星都市(ベッドタウン)としての一面を持ち、居住人口に比べて昼間人口の割合(昼夜間人口比率)が低く、大阪都市圏に含まれている。
日本最大の大仙陵古墳を含む百舌鳥古墳群など、市内には古墳が多いことでも知られる。また、中世には外国貿易が盛んな自治都市として博多と並ぶ商人の街へと発展し、環濠都市を築いた(詳しくは「堺」も参照)。江戸時代には幕府の直轄地となるなど、都市としての歴史は古い。