大阪市(おおさかし)は、大阪府中部に位置する市。大阪府の府庁所在地および近畿地方で最多の人口を有する市であり、政令指定都市に指定されている。
西日本および近畿地方の首位都市であり、経済・文化・交通の中心都市。人口は、東京都区部、横浜市についで第3位であるが、東京に次ぐ日本第2の都市として機能している。また、近隣の京都市や神戸市と共に、世界有数の経済規模を誇る京阪神大都市圏の都市中枢を成す。市域は24の行政区からなり、市庁所在地は北区中之島(淀屋橋)。市域に多数の河川や堀を有し、歴史的にも港湾機能や河川交通が発達していたことから「水都」の異名を持つ。
古墳時代より日本国の中心として(畿内)、主に東アジア圏から広くヒトやモノを惹き付けてきた都市である。20世紀以降は日本の政治・経済の中心が東京に移るにつれて相対的に影響力は低下したものの、その都市力は令和時代においても健在であり、国際社会においても世界有数の住みよい街と評されている(後述)。 4世紀に都として仁徳天皇の難波高津宮や難波宮が置かれて以降、都市として日本最古の1700年に及ぶ歴史を有する。現在では、商都として商業や国際観光などが盛んな、アジア屈指の世界都市である。