坂町(さかちょう)は、広島県の町。安芸郡に属する。
陸地では広島市安芸区、呉市に隣接し、湾を隔てて広島市南区、江田島市と接している。
坂町は森山や頭部山などの山があり、面積のうち山林が約5割を占めている自然豊かな町である。
もともと、横浜島という島があったが町に埋め立て地が出来て島ではなくなった。
なお、伊能忠敬の地図は横浜島に当たるところは本土とつながっている。
坂町の気候は瀬戸内海式気候に属し、温暖で降水量も東京などに比べて少ないところである。
急峻な山地と海岸線の平坦部に集落が形成されてきたが、しばしば土砂災害の被害に遭ってきた。1907年(明治40年)7月15日の豪雨では、小屋浦地区の天地川などで土石流が発生して被災し67人の死者を出している。近年では、2018年(平成30年)7月6日の平成30年7月豪雨により死者19人(災害関連死含む)、家屋の全半壊1173棟の被害を出す土砂災害が発生している。