呉市(くれし)は、広島県の南西部に位置する市。瀬戸内海に面しており、中核市に指定されている。
地形的に天然の良港と言われ、古くは村上水軍の一派が根城にしており、明治時代以降は、帝国海軍・海上自衛隊の拠点となっている。
第二次世界大戦中は、帝国海軍の拠点でもあった。2005年3月20日に周辺の安芸郡音戸町・倉橋町・蒲刈町、豊田郡安浦町・豊浜町・豊町を編入した。これによって呉市は本州にある地域と下蒲刈島、情島に加え、南の倉橋島、上蒲刈島、豊島、大崎下島を加えて人口25万人規模の市となった。2016年の中核市指定と同時に保健所政令市に指定された。
造船・鉄鋼・パルプ・機械・金属などを中心とした臨海工業都市として発展している。また、大和ミュージアム・てつのくじら館など海軍・海上自衛隊に関する博物館がある。
京都府舞鶴市と共に大日本帝国海軍由来の肉じゃが文化がある肉じゃが発祥の街を名乗っている。市内仁方地区のやすりの生産量は日本一。