川俣町(かわまたまち)は、福島県中通りに位置し、伊達郡に属する町。
福島県伊達郡の最南東、阿武隈高地北部の丘陵地域に位置する。
平安時代から始まった養蚕業・絹織物業により「絹の里」として知られ、養蚕を伝え広めたとされる小手姫伝説が残る。
近年は、絹織物業に替わって、自動車部品・電子部品製造などの工場が立地し、産業構造の変化が進んでいる。また、新たな特産物として川俣シャモが評判を呼んでおり、PR事業として始めた「世界一長い焼き鳥」の記録争いを、山口県長門市・和歌山県日高川町と繰り広げている。
人口は1955年(昭和30年)に約2万8千人だったが2010年(平成22年)9月で1万5,558人となり、県内でも高い減少率である。
2004年(平成16年)に福島市・当町・飯野町の住民有志による直接請求が出され、これに基づき、同年9月に1市2町で法定合併協議会が設置され、合併の是非も含めた協議を進めていた。しかし、翌年になって当町では合併に反対する動きが活発化し、2006年(平成18年)12月1日に合併協議会を離脱した。なお、福島市と飯野町は2008年(平成20年)7月1日に合併した。