柳川市(やながわし)は、福岡県の筑後地方の南西部にある市。市域のうち旧柳川市域、旧三橋町域は福岡都市圏に属している。
筑後地方の主要都市であり、鉄道では福岡市から西鉄天神大牟田線で約45分、久留米市や大牟田市から約15分の距離にある。
市内を掘割が縦横に流れることから水の都と呼ばれ、筑後地方南西部における商業の中心地であるとともに、鰻のせいろ蒸しなど鰻料理、掘割を使った川下り、旧藩主立花氏の別邸である立花氏庭園(御花)が知られる。このほかにも干拓地を中心としたい草の栽培、有明海における海苔の養殖なども盛んである。
市域の中心部に旧柳河藩の城下町と西鉄柳川駅周辺からなる現在の市街地が形成されており、市街地を取り囲むように住宅地及び農地が広がっている。西鉄柳川駅周辺は福岡市の郊外・ベッドタウンの様相であり、城下町から発展した城内地区とは雰囲気が異なっている。市内を西鉄天神大牟田線が南北に貫いており、福岡市、久留米市への通勤路線となっている。