白川村(しらかわむら)は、岐阜県北西部の大野郡にある村。北は富山県、西は石川県に接する山村である。村内の白川郷にみられる白川郷・五箇山の合掌造り集落で知られる。
白川村は日本有数の豪雪地帯であり、特別豪雪地帯に指定されている。このような風土から合掌造りという独特な家屋が生み出された。白川郷・五箇山の合掌造り集落はユネスコの世界遺産に登録されている。白山国立公園の山並みを背景としたその姿は観光資源としても重要である。また庄川の上流には白水湖、御母衣湖といったダム湖がある。
岐阜県内にあるが、東海北陸道は富山県方面の方が先に開通し、岐阜県方面の開通までは同じ飛騨地域の高山市へ自動車で片道1時間半ほどを要したため、距離的にも近い富山県南砺市との結びつきが強い(2008年の東海北陸道の全線開通により現在は南砺市方面が35分程度、高山市方面は50分程度の所要時間となった)
また岐阜県内の南部の美濃地域よりも富山県や石川県へのほうが移動距離が小さい。県庁所在地の岐阜市までは自動車で120分程度を要する一方で隣接する富山県の富山市までは75分程度、石川県の金沢市までは70分程度で移動できる(2020年12月現在)。
1999年(平成11年)には、富山県の東礪波郡城端町・平村・上平村・西礪波郡福光町(いずれも現在は南砺市)とともに「南砺広域連合」を結成したが、2006年(平成18年)3月に解散した。村内小白川地区は岐阜県側の放送電波の伝送が難しいため、となみ衛星通信テレビの区域外再送信の対象となっている。