関市(せきし)は、岐阜県の中濃地域にある市である。刃物の生産で知られ、「世界三大刃物産地」の一つとされる。
岐阜県の中央部(中濃地方)に位置し、岐阜市に隣接、名古屋市から約40kmの距離にある。2005年(平成17年)の合併により美濃市を挟むようにV字型の市域になった。なおその合併により現在日本の人口重心地は関市内(旧武儀町域内)に位置している。総面積のうち旧関市域は約6割、旧武芸川町域は約3割が可住地だが、その他の地域の可住地面積の割合は1割にも満たない。市名は市内にあった濃州関所に由来。
合併前の旧関市域は盆地状の地形で濃尾平野の周辺部にあたり、岐阜市や各務原市といった周辺市町村との交流も深い。一方で旧板取村は福井県に隣接し、旧上之保村は飛騨地方と隣接するなど現在の市域はいびつな形状であり、かつ広大なものとなっている。