吉野川市(よしのがわし)は、徳島県北東部にある市。
徳島県北部に位置する。2004年の平成の大合併によって麻植郡鴨島町、麻植郡川島町、麻植郡山川町 、麻植郡美郷村が統合してできた市である。
北に吉野川を挟んで隣接する阿波市とは、阿波吉野川警察署や徳島中央広域連合など行政面でのつながりが強いほか、吉野川市には高速道路が通っていないのと対照的に、阿波市には鉄道が通っていないことから相互の設備に依存するなど、交通面でも繋がりが強い。阿波市との間には、橋が5本と沈下橋が2本かかっており、相互の移動が非常に活発である。
また、同市は徳島県西部の主要都市としての機能を果たす一方で、吉野川簡易裁判所や阿波吉野川警察署などの一部の行政機関や司法機関は川島町に存在しており、一定の分散が見られる。吉野川市役所から徳島本町までは19.7㎞で市全体が徳島都市圏に属しており、市中心部は、合併前の鴨島町の地域にあたる。市内で最も利用者が多い鉄道駅の鴨島駅や、市役所がそこに所在している。
2020年には、複合型施設吉野川市民プラザが鴨島駅前に新設し、自習室を兼ね備えた図書館、フットサルやバレーボールなどの複数の競技ができるアリーナ、トレーニング施設、地域スポーツクラブ、会議室や多目的室、ベンチャー企業や学生の意見交換の場となっているコーワークングオフィスを兼ね備えた、地域のコミュニティの中心としての機能を担い始めた。