十和田市(とわだし)は、青森県の南部地方、内陸部に位置する市である。旧上北郡。十和田八幡平国立公園があり、十和田湖や奥入瀬渓流といった景勝地で知られる。県内では第4位の人口を有しており、上北地域の中心都市でもある。
現在の十和田市は、2005年1月1日に隣り合っていた(旧)十和田市と十和田湖町が新設合併して誕生した。
青森県内の40市町村のうち、青森市、八戸市、弘前市に次いで第4位の人口を有し、面積はむつ市、青森市に次いで第3位の広さである。
市西部に八甲田山や十和田八幡平国立公園があり、特に十和田湖や奥入瀬渓流が有名。産業面では農業が盛んで、ニンニクの市町村別の生産量では日本一を誇る。
上北地域を主に管轄する国や県、企業の出先機関が置かれており、十和田都市圏を形成する。2012年10月からは、周辺の9市町村と「上十三・十和田湖広域定住自立圏形成協定」を締結し、三沢空港や自衛隊基地などを有する三沢市とともに共同中心市となっている。
近年は「アートの街」を掲げ、十和田市現代美術館を核に一体的なまちづくりを進める。中心市街地は碁盤の目状に整然と区画された方格設計である。特に戦後に整備された「官庁街通り」は道に沿ってソメイヨシノなどが植樹されており、市民の憩いのスポットとなっている。