たつの市(たつのし)は、兵庫県の南西部(西播磨県民局)にある市。
2005年10月1日に龍野市、揖保郡新宮町・揖保川町・御津町(揖龍地域)が合併して誕生した。市中心部龍野町には武家屋敷や白壁の土蔵が今も残っており、龍野藩5万3千石の城下町の面影から「播磨の小京都」と呼ばれている。
自治体名は「たつの」ではあるが、駅名は「竜野」、歴史的固有地名は「龍野」である。『播磨国風土記』によれば、龍野の由来は野見宿禰が揖保郡(現・たつの市)で没した際、出雲から多くの人が来て、揖保川の石で墳墓を作るため野に立ち並んだという故事から「立野」と呼ばれ、「龍野」に変化したとされている。野見宿禰の墳墓と伝わる場所には野見宿禰神社がある。