播磨町(はりまちょう)は、兵庫県南部にある町。加古郡に属す。
東播磨県民局の管轄区域。兵庫県下では最小の面積の自治体であるが、人口密度は全国でも有数の高さである。
兵庫県の播磨地区南東部に位置し、印南野台地から流れる喜瀬川流域に街が広がる。弥生時代後期から古墳時代までには大中に当時としては兵庫県下最大の集落が形成され、奈良時代からは阿閇荘と呼ばれており加古郡に属していた。
町村制施行後は阿閇村(あえむら)として自治体を成しており、「兵庫県最後の村」として残っていたが、明石・加古川両市との合併交渉で町内が対立。結果として単独町制の道を選び、1962年4月1日に旧国名である播磨国から取り、播磨町として町制施行した。これにより、兵庫県は日本で初めて自治体として村がない都道府県になった。平成の大合併においても単独町制の継続を選択し、現存する県内の自治体で芦屋市と共に、周辺自治体と合併を経験していない。