庄内町(しょうないまち)は、山形県東田川郡の町。庄内地方中央に位置し、酒田都市圏の一部である。県内の町村では高畠町に次いで人口が多い。
庄内町は庄内平野の中央部から月山のふもとまで、最上川と立谷沢川の流域に広がる、長細い形の町である。余目地区は庄内平野の一角を占め、平坦地にある。国道47号線と県道沿いに住宅や商店、公共施設が集中し、そこを中心に放射状に周辺の集落や市町村に道路が伸びる。庄内町の中心地である。現在は有数の稲作地帯となっているが、土地の標高が最上川の水位より高いため最上川から取水できず、江戸時代までは広大な原野地帯だった。
狩川地区は狩川駅を中心に住宅や施設が集まっている。清川地区は立谷沢川と最上川の合流する所に位置し、江戸時代最上川舟運の中継地として栄えた。立谷沢地区は立谷沢川沿いに集落が点在する。明治時代後期から昭和初期に広く栽培されたイネ品種「亀ノ尾」の発祥地である。