四国中央市(しこくちゅうおうし)は、愛媛県の東端に位置する市。四国の他の3県(香川県、高知県、徳島県)に接している。
四国中央市は、南に法皇山脈があり、北は瀬戸内海燧灘に面する。平野部が狭小のため、山地から海に向かって「やまじ」と呼ばれる局地風が吹きおろす。同じ東予地方の新居浜市・西条市・今治市とともに瀬戸内工業地域に含まれ、愛媛県・四国地方を代表する工業都市のひとつである。大王製紙が本社を置いており、日本有数の製紙産業地帯となっている。
四国中央市の市域は1878年の郡区町村編制で宇摩郡が設置された地域の大部分を占める。同地域は昭和の大合併を経て伊予三島市・川之江市など2市1町2村に再編され、平成の大合併で2市1町1村(伊予三島市・川之江市・土居町・新宮村)が新設合併し、2004年4月に四国中央市が誕生した(宇摩郡のうち別子山村は2003年4月に新居浜市に編入)。