串本町(くしもとちょう)は、和歌山県の本州最南端にある町。東牟婁郡。
町域は紀伊半島の最南端に位置している。熊野灘の南端部に位置しているほか、古座川の上流域に紀伊山地が広がる。
最南端の潮岬(しおのみさき)がある部分は紀伊半島から突き出しており、串本の市街地は潮岬側と元来の陸をつなぐ砂州の上にある。なお、潮岬側は「潮岬半島」とも呼ばれる。
市街地の東側には紀伊大島があり、1999年(平成11年)9月に完成したくしもと大橋で結ばれている。
海岸部は吉野熊野国立公園地域に指定されている。また潮岬のほか国の天然記念物である橋杭岩や世界で唯一の「非サンゴ礁海域に存在するサンゴ礁」があり、日本初の海中公園にもなった地域を含む沿岸海域は、2005年(平成17年)11月8日よりラムサール条約に登録されている。