岩出市(いわでし、英: Iwade-City)は、和歌山県北部(紀北地域)に位置する市。
2006年(平成18年)4月1日に那賀郡岩出町が市制を施行し発足した。これにより那賀郡は消滅した。 隣接する紀の川市よりも人口は少ないものの、官公庁施設(警察署・振興局など)を有し、那賀地域の中心都市でもある。人口は1994年(平成6年)の関西国際空港開港に伴う開発で、大幅に増加している。
岩出市の特徴は、県内の他の地域とは違い、大阪府内から転入し岩出市内に在住しながらも勤務先の大阪府内へのマイカー通勤者が多いことである。また岩出市からは隣接する和歌山市の紀伊駅・大阪府泉南市のJR阪和線・和泉砂川駅、南海線・樽井駅を利用し大阪府内への通勤・通学者が多く、大阪府のベッドタウンとなっている。
本市は人口が5万人余り、市役所を中心に半径2.5kmと面積は小規模であるが、紀北地域の東西の道路はすべて本市を通過し周辺の市町からの道路も繋がることから、岩出橋などを中心に市内へ入る道路の渋滞が激しい。大阪方面へ向かう県道63号泉佐野岩出線は4車線化されており、京奈和自動車道の岩出根来ICも設置され今なお発展が進んでいる。