橋本市(はしもとし)は、和歌山県の北東端に位置する市である。
和歌山県内で唯一大阪都市圏(都市雇用圏)に含まれる市である。いわゆる和歌山府民が多い地域である。紀ノ川中流に位置し、かつては紀ノ川による材木運搬や、高野山へ向かう際の宿場町として栄えた。現在は、東西軸の京奈和自動車道・橋本道路及び国道24号と、南北軸の国道371号橋本バイパス(大阪府境以北は地域高規格道路「大阪橋本道路」)が市内中心部で交差し、また鉄道でも、大阪の難波駅と高野山方面とを結ぶ南海高野線と奈良県王寺駅と和歌山駅とを結ぶJR和歌山線が接続するという、この付近における陸上交通の要衝である。
「橋本」という地名は「橋のたもと」の意味で、1587年(天正15年)に応其上人がこの地において紀ノ川に架橋したことから、そのように通称されるようになったとされる。