厚木市(あつぎし)は、日本の神奈川県の内陸に位置する市である。人口は約22.4万人、神奈川県央の中心都市である。
第4次首都圏基本計画(1986年決定)では首都圏の業務核都市に位置づけられ、2002年4月1日付けで特例市(現在は「施行時特例市」)に指定されている。
多くの工場、研究所、国・県などの出先機関が立地する産業都市であり、厚木市に本社を置くソニーセミコンダクタソリューションズ(ソニーグループの半導体・電子部品メーカー)は神奈川県内において日産自動車(横浜市西区)、いすゞ自動車(同)に次ぐ売上を誇る地元の有力企業である。2010年の昼夜人口比率は114.9%である。これは全国で16位、東京のベッドタウンとしての性質が強い神奈川県内では1位であり、通勤・通学者の流入が多い産業都市であることを示している(政令指定都市の横浜市・川崎市・相模原市はいずれも100を下回る)。
1980年代中期以降は「ニューメディア都市構想」の一環として、市役所、鉄道駅構内、図書館など、市内の公共施設にキャプテンシステム街頭端末の設置や、そこから転じたインターネットを利用した公共サービス電子化などの先進的試みをいくつか実施してきた地方自治体でもある。