室戸市(むろとし)は、高知県の東南部に位置する市。
太平洋に突き出した室戸半島があり、そのほぼ全域が室戸市である。室戸半島の最南端に室戸岬があり、水産業とホエールウォッチングで知られ、近年では海洋深層水で知られる。夏から秋にかけては台風の通過が多く、枕崎市(鹿児島県)、串本町(和歌山県東牟婁郡:潮岬)などと並び台風銀座の一つである。
基幹産業である水産業の衰退、人口流出等による過疎化が進行しており、2020年11月1日現在高知県内11市で最も人口が少ない市であり(11,645人)、全国では5番目に少ない。なお室戸市よりも人口が少ない4市は全て北海道の空知総合振興局にあり、北海道以外の46都府県(本州、四国、九州、沖縄県)の全738市で最も人口が少ない。65歳以上が人口比の50%以上を占める限界自治体の一つ。
全域が、室戸ユネスコ世界ジオパークである。