糸魚川市(いといがわし)は、新潟県の最西端に位置する市である。
上越地方に属し、日本海に面する。糸魚川静岡構造線(フォッサマグナの西端)が通り、日本の東西の境界線上に位置する。
世界有数かつ世界最古のヒスイの産地であり、景勝地の親不知でも知られる。全域がユネスコ世界ジオパーク(糸魚川ジオパーク)に指定されている。
糸魚川市は新潟県の最西端に位置する市町村であり、上越地方(新潟県の南西部の地域)の3市のうちの1つである。
糸魚川の歴史は縄文時代まで遡り、日本列島から朝鮮半島まで及ぶヒスイの交易の発祥地点であった。
のちには東日本と西日本との文化の交流の拠点および北前船往来による海上交通の拠点として、また越中国、信濃国と越後国との物流の拠点として栄えた(詳細は歴史節に後述する)。
2005年(平成17年)3月19日に旧「糸魚川市」および能生町、青海町が合併し、現行の糸魚川市が発足した。