粟島浦村(あわしまうらむら)は、新潟県の北部、日本海にある村である。岩船郡に属する。粟島で唯一の基礎自治体でもある。
集落は、東岸の内浦と、西岸の釜谷の2つがある。
地学的には隆起の激しい島であり、島の北部には海岸段丘が発達している。また1964年(昭和39年)6月16日に発生した新潟地震の際には、震源に近かったことから島内で1 mの隆起が生じた。
1974年(昭和49年)3月22日、海底地すべりによる「粟島災害」が発生した。内浦集落の海岸が一晩のうちに大きく侵食され、多くの住居と完成したばかりの鉄筋コンクリートの村役場と役場に隣接していた木造の施設が海に飲み込まれた。新潟地震とこの海底地すべりにおいて、死者は出ていない。