伊勢原市(いせはらし)は、神奈川県のほぼ中央に位置する市。
市の北西端には古来より信仰されてきた大山があり、市のシンボルになっている。また、東海大学医学部や産業能率大学の湘南キャンパスがあるほか、専修大学体育寮などもあり、産学官の協働が進むアカデミックな都市である。
秋には江戸城築城で知られ、市内でその生涯を閉じた戦国の武将・太田道灌にちなんで、太田道灌公鷹狩り行列、北条政子日向薬師参詣行列、観光総おどりなどが行われる市内最大のイベント「伊勢原観光道灌まつり」が行われている。
1960年代前半までは純農村地帯であったが、1960年代後半から宅地開発が進み、現在では東京郊外のベッドタウンとしての側面が強い。ベッドタウン化が進む一方で、稲作、果樹作、酪農などの農業は現在でも神奈川県内では盛んな部類に入る。
令和5年3月8日には、小田急電鉄株式会社と「持続可能なまちづくりを推進する連携協定」を締結。伊勢原市が進める「都市計画道路田中笠窪線整備事業」と、小田急電鉄が進める「新たな総合車両所」の実現に向けて相互に連携することが決まった。さらに、両者のパートナーシップにより、新たな産業都市軸の形成やスマート新駅の検討など、持続可能なまちづくりの推進に取り組むことが発表されるなど、近未来のスマートモビリティ社会へ向けて発展が期待される都市である。