大仙市(だいせんし)は、秋田県の南東部に位置する市である。全国花火競技大会(大曲の花火)の開催地であり、花火のまちとして知られている。
2005年(平成17年)3月22日に、大曲仙北地域の8市町村が合併し誕生した市である。秋田県内では秋田市、横手市についで第3位の人口規模を擁している。
秋田県内の中央部に広がる出羽山地から、国内有数の穀倉地帯である横手盆地北部の仙北平野、さらに奥羽山脈の真昼山地までの広範囲にわたって位置する。そのため、1つの市ではあるが8つの地域ごとに多種さまざまな文化や自然を見せる。
そのうち、大曲地域は市の中心部で大仙市役所の本庁が置かれている。国や秋田県の各行政出先機関も大曲地域に集中して公共施設が存在する。
その他の地域には農業地帯と自然が広がる。仙北平野には区画整備された広い穀倉地帯がある。市の東部には和賀山塊南端の原生自然、市の西部には出羽山地のなだらかな丘陵と森がそれぞれ広がる。
なお、市の名前である「大仙」の由来は、大曲市と仙北郡のそれぞれの頭文字である「大」と「仙」をとったものである(「日本の合成地名一覧#地名の一部を組み合わせた合成地名」の記事参照)。この名称は、公募・選考され、大曲仙北合併協議会の臨時協議会で決定された。