十島村(としまむら)は、鹿児島県の村である。鹿児島郡に属す。東シナ海上の吐噶喇列島各島を行政区域とする。
十島村役場は、1956年から鹿児島市に置かれている。これは、国や鹿児島県に対応する業務が多く、役場が島内にあると交通費などが増大するためであり、同様の例としては同郡三島村(同じく鹿児島市に所在)と沖縄県八重山郡竹富町(石垣市に所在)がある。
中心となる島は中之島で、その他には口之島・平島・諏訪之瀬島・悪石島・小宝島・宝島が有人島である。
2015年の国勢調査では、人口増が全国5位など近年移住者が増加している。
なお、明治時代から1952年(昭和27年)までは現在の十島村と三島村を合わせた領域が「十島村(じっとうそん)」と呼ばれており、これが境界変更および改称により現在の三島村となっている。現在ある「十島村(としまむら)」は十島村(じっとうそん)とは別に新たに設けられた自治体である(詳しい経緯は後述)。