肝付町(きもつきちょう)は、鹿児島県本土の東南部、大隅半島の東部にある町であり、肝属郡に属する。ロケット打ち上げ施設(内之浦宇宙空間観測所)があることで有名。
大隅半島の東部に位置する。町域北西部の旧高山町の北部に肝属平野(肝属川の沖積平野)が広がるものの、その他の地域は肝属山地の一部を成す山地で占められており、旧内之浦町における平野部は総合支所周辺および岸良にみられる程度である。北西端にはシラス台地として著名な笠野原台地が広がり、国道220号が通過する。北部の東串良町および鹿屋市旧串良町との境界付近を肝属川が流れる。北東端部は志布志湾に、東端部は内之浦湾に、南東端部は太平洋にそれぞれ面する。
北西部の旧高山町と南東部の旧内之浦町とは国見山で隔てており、かつては両町の中心部の往来は国道448号経由で30分以上掛かった。2002年に国見山を貫く国見トンネル(県道561号)が開通することで移動時間が大幅に短縮されている。
また、志布志湾沖に埋め立てで造成された志布志国家石油備蓄基地のうち、南側の一部の区域が当町に属している。