鹿児島市(かごしまし)は、鹿児島県の中部に位置する市。鹿児島県の県庁所在地及び人口が最多の市で、中核市に指定されている。
鹿児島湾西岸の市街地から桜島を望む景観がイタリアのナポリからヴェスヴィオ火山を望む風景に似ていることから、「東洋のナポリ」と称される。
南九州地域の主要拠点都市の代表格にあたる都市で、政治・経済・文化・交通の中心地でもある。鹿児島県本土中西部に位置し、古くから薩摩藩、90万石の城下町として栄えてきた。1889年4月1日に日本で最初に市制を施行した31市の一つで、現在は福岡市、北九州市、熊本市に次ぐ九州第4位の人口を擁する。
平成時代の1996年に第一期の中核市(平成8年度の自治省が定めた地方自治法の政令によって)に指定された。2021年4月現在、中核市では船橋市(千葉県)川口市(埼玉県)に次いで第3位である。 又、国際会議観光都市にも指定されている。本市は、県人口の約三分の一(約35 %)が集中している首位都市でもあり、周辺の自治体と鹿児島都市圏を構成する。九州新幹線の完全開業により更なる発展が期待されるが、元々鹿児島市は地理的要因により地域ブロックの拠点として発展してきた側面もあり、福岡都市圏と短時間で結ばれるようになることで、ストロー効果などのマイナス面も懸念されている。