周南市(しゅうなんし)は、山口県の東南部に位置する市。
南部は瀬戸内海に面し、臨海部は瀬戸内工業地域が広がっている。国際拠点港湾である徳山下松港とともに、主要産業である重化学工業企業が多数立地しており、これに接する形で市街地が形成されている。また、港は複数の島に囲まれており、一部は定期航路が設定されている。一方北部は中国山地の一部にあたり、農村地域が点々と存在している。
隣接する下松市や光市とは、産業・経済・交流面での結びつきが強く、3市は「周南地区」と呼称される(3市の市名から「周南・下松・光地区」と呼称されることもある)。山口県は、都市計画基本方針において、3市を人口約25万人の「周南広域都市圏」と定義している。
面積は約656.29km2で、県内19市町中、萩市に次ぐ第5位。
市域は旧都濃郡と近しいが、下松市が外れ熊毛郡熊毛町が入る。また、周南市発足以前の合併によって旧佐波郡の一部を含む。