下松市(くだまつし)は、山口県東南部に位置する市。
周南市と光市に挟まれた、両市とともに周南地区を構成する市の一つである。
隣接する周南市や光市とは、産業・経済・交流面での結びつきが強く、3市は「周南地区」と呼称される(3市の市名から「周南・下松・光地区」と呼称されることもある)。山口県は、都市計画基本方針において、3市を人口約25万人の「周南広域都市圏」と定義している。
沖には、笠戸島および古島を配し、大きな内海を抱えたような地勢を形成している。南部は瀬戸内海に面し、国際拠点港湾である徳山下松港とともに、大規模工場が複数立ち並んでおり、瀬戸内工業地域に位置している(工業の項参照)。
1990年代頭までは末武地区を中心に田園地帯が広がっていたが、山口県道41号下松鹿野線のバイパス建設と、付随する道路の整備に伴い、ロードサイドの郊外型商業が目覚ましく発展した(商業の項参照)。住宅地としての人気も高く、山口県の基準地価順位(住宅地)においては上位にランクしている地点もある。