隠岐の島町(おきのしまちょう)は、島根半島の北の海上に位置する、島根県の離島部の隠岐郡に属する町の1つである。隠岐諸島に位置し、島後及び竹島全域を占める。
隠岐の島町は、島後の島々と、島前に近い大森島と、竹島が範囲である。
これらの中で最大の島が島後であり、隠岐の島町役場は島後に置かれている。島後は大満寺山(標高608 m)を最高峰として、山頂の標高が500 mを超える山だけでも、葛尾山(標高598 m)、横尾山(標高573 m)、鷲ヶ峰(標高560 m)、時張山(標高520 m)、大峯山(標高508 m)がある。他にも半島の部分も含めて、海岸近くまで複数の山々が見られる、山勝ちな地形である。このため、島後の道路にはトンネルが目立ち、島後に作られた国道485号にも複数個所のトンネルが存在する。また、島後には複数の瀑布が見られ、その中の1つである壇鏡の滝は、日本の滝百選に選出された。他にも島後には幾つかの河川が見られ、西郷湾へ注ぐ八尾川水系には銚子ダムによるダム湖も作られた。