平戸市(ひらどし)は、長崎県の北西部、平戸島とその周辺を行政区域とする市である。中心の平戸地区は旧平戸藩松浦氏の城下町で、鎖国前は中国やポルトガル、オランダなどとの国際貿易港だった。
現在の平戸市は2005年10月1日に(旧)平戸市と周辺の北松浦郡田平町・生月町・大島村とが合併(新設合併)して発足したもので、市役所は旧平戸市役所の建物が引き続き使用されている。
平戸市は九州のほか本州・北海道・四国・沖縄本島を総称する日本本土において、本土内に領域を持ちながら行政中心地は島嶼部に所在する自治体のひとつである。これは他に山口県上関町、北海道浜中町の2つしかない。(旧)平戸市は平戸島および度島など離島のみを市域としていたが、九州本土側を町域としていた田平町が合併に加わったため現在の形となった。