カメラマンゆきのしろくまさんインタビュー
Photographers Introduction

カメラマンゆきのしろくまさんインタビュー

1988年岩手県生まれ、青森育ち。
岩手県遺跡発掘調査の助手として勤務したのち、グラフィックデザインを学び、印刷会社スタジオを経て2018年独立。
スウェーデンの紅茶ブランドはじめ商品撮影、企業HPのご相談を受け、SNS含め発信を意識した撮影を中心にサービス展開をしているフォトグラファー。

カメラマンゆきのしろくまさんインタビュー

写真・映像に興味を持ったきっかけを教えて下さい

 幼少期から、美術館に足を運ぶのが好きでした。コカ・コーラのクリスマスのCMやポカリスエットの清涼感のあるCMを見ることも好きでした。写真では「写ルンです」で身近なものを撮っていましたね。
 専門学校ではグラフィックデザインを学んでいて写真、映像が身近にある環境に置かれてよく広告やCM、ポスター、紙媒体など見るようになりさらに興味、関心を持つようになりました。

写真を始めたのはいつですか

 2015年グラフィックデザイン専門学校在学時代に趣味で自分が「綺麗だな」「何か惹かれるな」と思う風景、人物など身近なものを主体にして撮り始めたのがきっかけです。専門学校ではグラフィックデザインを学んでいて、フリーのフォトグラファーの先生がいらっしゃっての写真の授業もあり、写真を撮るのがとても楽しくて授業と独学で学んでいくのがワクワクしたのを今でも覚えています。
 今思い返せば今日という日は二度と戻らないし、素敵な瞬間、高揚した気分、記憶も忘れたくないなと思う気持ちで熱中して写真を撮影していた気がします。

 それは病気でドロップアウトしていた期間が5年ほどあり、ただ何も出来ず過ぎ去っていった日々をただ傍観するしか出来なかった過去から「一瞬や今日という日を大切にしたい」「写真に残したい」という気持ちに繋がっているんだと思います。

カメラマンになったきっかけやカメラマンになるまでの流れを教えて下さい

 19歳の頃にうつ病になり自宅療養、病院を行き来して過ごす生活が続いておりました。
 23歳になる頃、東日本大震災が起こり、明日死ぬかもしれないという強い恐怖、衝撃に直面し、それだったらもう好きなこと、自分がやりたい事をやろうと強く決意しました。幼少の頃より、アート、デザイン、遺跡、自然の風景が好きでした。

 その後、原宿にあるデザイン専門学校に通う決意をしました。それから社会復帰に向けたリハビリ、学校へ通う資金を貯めるため、ウェブデザインやパソコン操作等を勉強しながら、岩手県埋蔵文化財センターで教授の元で、遺跡発掘調査のお手伝いをさせていただきました。

 2015年に上京し、原宿にある東京デザイン専門学校でグラフィックデザインや写真の授業で学びました。撮っていく中で写真への情熱が日々大きくなっていました。

 2017年卒業後1度、小さなデザイン事務所に勤めましたが写真への道は諦めきれず退職。

 2018年印刷会社のスタジオへ入社し、いちからプロの現場で写真を学びましたが、2018年の暮れに撮影中に大怪我を負い、退職せざるを得なくなり2019年1月より半ば強制的にフリーとして活動を始めました。
準備、経験がまだ浅かったので、怪我が完治してから作品撮りやロケアシ、独学で学び続けてお仕事としては経営者の方を撮影させて頂いたり、写真館のオーナーから出張撮影、商品撮影、学校写真だったりと経験を積ませて頂きました。

使用機材を教えて下さい

 EOS 5D Mark IVとEOS 5D Mark IIIを使っています。

初めて購入した機材を教えて下さい

 NikonD7000です。当時、何もわからず家電量販店の方にオススメして頂いて購入した初めての一眼レフカメラでした。その後、壊れて色々と使ってみたいと思い、Canon EOS 6Dを安く購入し使っているうちにレンズも揃ってきてCanonユーザーになりました。

主にどのようなジャンルの撮影をしていますか

 商品撮影7割、人物撮影3割で撮影しております。流通広告のカタログ撮影、Webメディア商品撮影、スウェーデンの紅茶ブランドさんやSNSに力を入れた撮影に携わってきました。グラフィックを学んできた経験を活かしての商品イメージ撮影が得意です。
 真っ白な世界に彩をつけるような繊細な写真を心がけています。

主にどのようなクライアントと撮影をしていますか

 主に商品イメージ撮影でお願いして頂ける企業様が多いです。アパレルのベイクルーズさん、スウェーデンの紅茶ブランド北欧紅茶さん、Webコンテンツ記事の情報メディアを持つマイベストさん、独立当初からお世話になっている岡崎写真館さん、京料理の美濃吉食品さん等です。

プロのカメラマンになってよかったということはありますか

 やはり喜んでいただけることやまたお願いして頂ける事です。好きや情熱を注ぎ、クライアントさんに良かったとお声を頂ける事が一番嬉しいです。
 こうしたいというお声に真摯に向き合い、お話をお伺いさせて頂いてクライアントさんの思い描くビジュアルがカチッとはまる瞬間、喜んで頂ける事が一番嬉しいです。

撮影やお客さんとのやり取りで大切にしていることはありますか

 自分の独りよがりにはならず、お客さんのお声をよく聞かせて頂いた上で本当に喜んで頂けるものは何かを明確にする事です。言語化できない部分までも考え、コミュニケーションを密にし、傾聴し、撮影では自分のできる最大限の表現で臨むことです。
 イメージ撮影では、世界観、発信したいものは何かお伺いしてカチッとそのクライアントさんに合うビジュアルを考え撮影を進める事ですね。

撮影時の機材や現像等でこだわりはありますか

 柔らかく繊細な光で色を出すことです。真っ白な世界に彩をつけるような繊細な写真を心がけています。
 撮影機材は自分がいかに信頼できるか、良いパフォーマンスを発揮できるかを大切に選んでいます。

趣味で写真を撮影することはありますか、それはどのようなものですか

 趣味では妻と旅行に行った際は一緒に見た景色や匂い、音、空気を感じられるような写真を撮影しています。今日という日は二度と戻らないし、素敵な瞬間、高揚した気分、記憶も忘れたくないなと思う気持ちで無心になりシャッターを切っています。

今後はどのようなカメラマンを目指していますか

 SNSイメージビジュアルやコンテンツにて悩んでいらっしゃる企業さんやブランドさんにお力添えさせて頂いて独自の世界観を創り出し発信していけるフォトグラファーになりたいと思っています。ブランディング、その企業様、ブランド様における魅力的な部分や発信方法を一緒に考えさせて頂き見ている方にも共感、賛同され、愛されるようなビジュアルのお手伝いができたらなと思っております。

 そして、私自身も真っ白な世界にいるしろくまのように癒しや元気、皆さんに愛されるフォトグラファーを目指して日々頑張っていきたいと思います。

カメラマンを探している方に向けてメッセージメッセージをお願いします

 料理撮影、商品撮影、SNSビジュアルの提案、企業撮影などぜひイメージがふんわりと固まらずお困り、お悩みな事がございましたらご相談ください。企業様、ブランドの世界観を魅力的に発信ができるコンテンツ、ビジュアルをご一緒に考えさせて頂ければ幸いです。

 グラフィックを学んできた経験を活かしての商品イメージ撮影が得意ですのでお気軽にご相談していただけましたら幸いです。

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ゆきのしろくまさんのプロフィール

年間800件以上撮影するビジネス専門のカメラマン事務所

ゆきのしろくま
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1988年岩手県生まれ、青森育ち。岩手県遺跡発掘調査の助手として勤務したのち、グラフィックデザインを学び、印刷会社スタジオを経て2018年独立。スウェーデンの紅茶ブランドはじめ商品撮影、企業HPのご相談を受け、SNS含め発信を意識した撮影を中心にサービス展開をしているフォトグラファー。
私が記事を書きました

Hiroki YAMAMOTO

株式会社デルタクリエイティブ代表 /カメラマン
独学でカメラを始め、学生時代から報道写真を中心にカメラマンとして活動。雑誌・WEB媒体の写真部を経て、2011年からフリーランス。TOTTAの開発と運営を手掛ける。広島出身。
撮影依頼はこちらから(写真事務所deltaphoto)

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